チョット一服! Heart Break 気まぐれ版

  • 2019/07/20 10:37:36
  • 管理人
世の中はまた凄惨な事件のニュースで気持ちが暗くなりそうですが、何にも考えないで脳天気にネットでお金を稼ごうという輩のことを見て笑っていただこうかと思います。
今朝届いたメールは良くある「カードの承認が得られなかったという」ネタでショップのアカウント情報やカード情報を盗もうというメール。差出人のメールアドレスさえ偽っていないのだから騙されようもない気がしますが、秀逸なのは本文の中身。以下に抜粋したものを書きます。

Ama*zon$プライムAをご利ゖかネねやワなぜ>用頂きあ*りがとうAござBいまBす。おA客様のAAma*zonAプラBイム会A員資*格は、A201A9/0$7/20$に更新すぬモルずおャ>を迎えAます。お*調べしAたところ*、会費のお*支払いに$使用でAきる有効な$クレジッ*トカょめ゘どリゴめめ぀ン>ードがア*カウント*に登録Aされていま$せん。ク*レジッヸモのド>トカード*情報ヹグをォぴを・ベヹ>の更新*、新しいァペゅぽフペガぐ>クレ$ジットカ*ードの追加Aについ$ては以下の$手順をBご確゗ケ>認くだAさい。 
 ヌびほ゜びゐつ>A$B1. むゆ・ラカョケ>よヴ>ユをにうみヽぃがね>ABアカ*ウン$トサービ$スから$Amaz$on*プライ*ム会員情*報を$管理するAにアクセス*します。


まさに怪文書。たぶん自動翻訳ならこんな形にはならないと思うので、どこかで手に入れた文面をOCR(画像から自動で文字を抽出するソフト)かけたのではないかと思います。しかし、昔良くあったダメなOCRの典型のようで辞書機能を持っていないから単純に近い文字を割り当ててしまうというお粗末なもの。以前は「入力する手間が省ける」と導入したが、手直しを考えると直接入力した方が早いという時期がありましたが、その時代のもののようです。これで騙そうというのだから世界的にマイナーな日本語圏で良かったです。下手に公用語がメジャーだともっとリアルな文章なのでしょうね。
こうなるとちゃんと直してやりたくなります。文章のレイアウトを把握できないOCRはルビや注釈などを本文の一部として取り込んでしまい読めない文章が完成します。つまり

Amazonプライムをご利用頂きありがとうございます。お客様のAmazonプライム会員資格は、2019/07/20に更新を迎えます。お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。クレジットカード情報の更新、新しいクレジットカードの追加については以下の手順をご確認ください。 
アカウントサービスからAmazonプライム会員情報を管理するにアクセスします。


文字を削除しただけで読める文章になりましたね。ここまで来ると逆に暗号文の様ですね。ここまで来ると解読するのも面白くなってきます。しかし解読して更に罠にはまる人はいるのでしょうか?いくらメールにコストがかからないといっても、こんな目の粗い網にかかる獲物ってある意味相当大物なのでしょうね。これでも儲かるのかな?
ではまた次回お逢いしましょう!

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