明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。結局、昨年末最後の号はすっぽかしちゃいました。ごめんなさい。
昨年は妻が仕事を辞めることになり色々とあったので、気持ちをリセットするために年末に二人で善光寺の宿坊に泊まりに行ってきました。妻は長野や善光寺好きなので「なら宿坊はどうだろう？」ってことで。宿坊ってのはそれぞれがお寺でありながら、参拝客を泊めてくれる旅館の様なものです。善光寺には門前町などに３９もあるそうです。当然お寺なのでお坊さんが運営しています。なのでお食事も精進料理ですが、お酒は頼めば飲むことが可能です。宿坊で良いのは「お朝事（あさじ）」という善光寺の朝の行事に参加できるのです。お朝事はほぼ日の出の時刻に始まります。２８日は７時からでした。朝の６時半に宿坊の玄関に集合してゆっくりと善光寺の説明を聞きながら参道を進みます。善光寺は、無宗派のお寺で天台宗と浄土宗の両方の宗派がこのお朝事も交互に執り行います。まずは参道にある天台宗の大勧進住職を招き入れご本尊を開くところから始まります。その時に参道で並んで頭を下げていると住職が数珠で頭をポンと功徳を授けてくれる「お数珠頂戴」というのを受けられます。前日に頼んでおくと最後に家内安全など住所と名前を読み上げてご祈祷していただけます。一通り終わると天台宗の僧侶が去って、浄土宗の大本願から住職を招き入れ今度は浄土宗のお朝事が始まります。この時も参道ではお数珠頂戴を受けられます。お朝事には「お戒壇めぐり」も含まれています。色々なお話が聞けるし、朝のすがすがしい中で厳かな儀式に参加することで何だか身も心も清まります。その日は前日からの雪でより幻想的な感じで良かったです。毎年１２月２８日はすす払いでお朝事が終わると参拝が出来なくなり、大掃除が始まります。そんなタイミングも良かったです。色々あった一年でしたが良い形で締めくくることができました。皆さんもご興味がれば是非宿坊をお試しあれ。
新しい一年も記事がとぎれとぎれになると思いますが、火は消さないように頑張る所存です。皆様もたまにはご投稿お願いします。それではまた今年一年皆様にとっても良い年でありますように、お祈りいたします。ではまた今年もよろしくお願いします。
